ー高校二年の春ー

「美月〜おはよっ(^o^)」
『おはよ。紗彩』
毎日同じバスで通う私達は幼稚園からの仲。
幼なじみの高野紗彩。
明るく誰とでも話せる紗彩は友達が多い。外見も女の私が見入ってしまうほどの可憐さ。男にも女にも好かれる紗彩は私の長年の憧れだった。
「ちょっと聞いてよ!!この間言ってた葉山高の男、いきなりラブホ連れて枯れてさー!」
紗彩のこんな話は日常茶飯事。