僕らの恋が終わる前に、






会いたい、会いたいよ。

いつだって私の

ど真ん中には桔平がいて、




「あんちゃん、何がしたいの?」





なのに、なのにばかりで。





「っ怒んないでっ…」





「・・泣きたいのは俺もだから」





本当は少し気付いてた。


桔平は、そんなに強くないってこと。






「っ会いたいよ、、」





ほら、また"なのに"。

私は追い討ちをかけるんだ。




桔平は明日も朝早くから仕事だってこと、

簡単にこれる距離じゃないってこと、


わかってて言う私はズルい。









「会いにきてよ、あんちゃん。」







桔平がそう言ったのは、

初めてだ。





最初で最後のワガママかもしれない。





なのに、叶えてあげられなくて。




無理だよ。





桔平を苦しめている自分も、

もうやだよ。



桔平、ごめんね。


上手に愛せなくて、ごめんね。




私たちの恋は、

もう長く続かないと思った。