--叶羽、鈴…ごめんね。

やだ。行かないで。

あたしを置いていかないで。

どこに行くの…?

お願い…

--1人にしないで…

『お母さん…!!』

「っ…!!」

ハァ…ハァ…

夢…?

あたしは嫌な夢で目が覚めた。

汗で、肌に服がくっついている。

また、同じ夢…。

あたしはスマホに手を伸ばし、時間を確認した。

5時半か…。

重たい足を動かし、洗面所に向かった。