*絆奈side*
―――…絆奈…。
キスされているとき、何度か名前を呼ばれたことはあった。
その度に初めて感じる痺れが体中を走って。
どうしたらいいかわからなくなって涙が出てきて。
顔も、体もどんどん熱くなるし。
……だけど。
こうして面と向かって名前を呼ばれてしまえば。
「あ……あ……」
もう思考回路が、シャットダウン……!!
「絆奈。 好きだよ」
頭の中で響くかいとくんの声は。
甘くて優しくて。
「好き」
何度も何度もささやかれたその言葉は。
「……かいとく……」
「ねえ、もう」
私の体をしびれさせて。
―――…絆奈…。
キスされているとき、何度か名前を呼ばれたことはあった。
その度に初めて感じる痺れが体中を走って。
どうしたらいいかわからなくなって涙が出てきて。
顔も、体もどんどん熱くなるし。
……だけど。
こうして面と向かって名前を呼ばれてしまえば。
「あ……あ……」
もう思考回路が、シャットダウン……!!
「絆奈。 好きだよ」
頭の中で響くかいとくんの声は。
甘くて優しくて。
「好き」
何度も何度もささやかれたその言葉は。
「……かいとく……」
「ねえ、もう」
私の体をしびれさせて。



