「絆奈ちゃんを泣かせたからにはそれなりの罰を受けてもらうから」 そう言うと、はなは怪しく笑った。 「へえ? たとえば?」 「絞首刑」 にこりと、彼女の口角が上がる。 「最高の刑♡」 何が言いたいのかというと。 「待って、絆奈ちゃん」 僕は絆奈ちゃんが駆けていった方向へ向かって走り出した。 そう。 結論は、結局は。 ―――『殺したいくらい、君が好き』ということ。