そして次の日。

私と海は顧問と校長に呼び出された。



『葉月さん。
金山君が…黒川君を殴ったと言うのは,
本当かね?』


『…違うんです!
海は私を助けるために…。』

海が私を遮った。


『はい…。僕が黒川先輩を殴ったのは事実です。』


『そうか…それじゃあ…
金山君,停学一ヵ月間で…』


はぁ?!

なんなの?生徒同士がケンカしたぐらいで…


『まって!
だったら,私も黒川君を殴りました…
停学にするなら,私も…』