『…大学生になったら また戻ってくる? 毎日会える…っ?』 『あぁ。約束する。 そしたら,一緒に暮らそう。』 『…絶対。絶対だからね?』 『…由菜も絶対だから。』 苦しくて現実から逃げたかった。 でもこれは2人で乗り越えなきゃいけない‘壁’だから…。 …私,絶対に合格して海のコト待ってるからね? その日は何度も海の腕の中でそう囁いた。