【短編集】恋の花咲かせてみませんか?

しかし、次の瞬間ビールの缶がおじさんの手から滑り落ちた。


プルタブは空いている…。



床に落ちると同時にビールの匂いが………。


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で、今に至る。



「まだー?」


なかなか、洗面所から戻って来ない私をリビングから呼ぶ声がする。


私は慌ててバシャッと2回程水で顔を洗うと、リビングへと向かった。




「おせーよ。」


「ごめんごめん。」


「朝飯。昨日のお詫びに親父が朝イチでフレンチトースト焼いてくれた。」


少し笑いながら、テーブルの上に2人分の朝食を並べている。


「逆に申し訳ない…。」


「ま、いいじゃん。オレ的にありがたい。」


最後にホットミルクを私の前に差し出すと、向かい合わせに座った。