「どうだったの!?」
玲菜が聞いてきた。


「バンド入らないかーだって。今日放課後バンドのメンバーに会うことになってんの」


「それ…大丈夫なの!?」


「へッ??」
何が大丈夫なのか分からなかった。


「だって、学校1の問題児だよ!?何されるか分かんないよ!?バンドとか上手いこと言っといてカツアゲかもしんないじゃん!!」


「だーいじょうぶ大丈夫!!心配ないって!!こーみえてもアタシ、空手習ってたのよ♪」


「マジで!?」


「嘘ぴーなっつ」


「バカッ」
玲菜は私の頭を軽く叩くと自分の席に戻っていった。