「んなの大丈夫だよ!!」


不安になってしまって、たまらずに葵くんに電話をしてしまった。


「へ!?」


「知ってるか??インディーズで絶大な人気を得て、メジャーデビュー記念とかで武道館でやる人達も居るんだぜ??俺らもそんなビッグバンドになりゃーいいんだよ!!」


なんというか…すごい自信…。


「そっそうだね!!そうなればいいんだよね!!」


一応同意してしまったけど…私の歌声でそんなこと可能なんだろうか??


「あ!!あのね、私思ったんだけど、ツインボーカルがいいなって思うんだけど!!」


不安のあまり、もう一人だなんて…小心者。でも男ボーカルは欲しいかも。


「え??ヤダ。これ以上男増やすかよ!!」


「えぇー!?」


「ハモリくれぇなら俺がやるって。だから心配すんな」


葵くん…って優しい。