僕等のネイロ

「うーっす」


水城が来た。


「おいす」


後ろからひょっこり潤さんが顔を出した。


「曲出すの??」


潤さんが言った。


「まぁー…その方向で…」


「つか…俺的にはね、ライブの方がいいんじゃない??」


「え??」


「多分…社長は近いうちに君たちをメジャーデビューさせるつもりだよ」


「マジ!?」


「じゃなきゃインディーズのバンドにマネージャーなんかつかないっしょ!!」


そう…なんだ…。


「君たちは…大丈夫だと思うよ」


潤さんが言った。