今日の授業が全て終わり、掃除の時間になった。闘馬を含めたわたし達の班は、教室清掃の当番だったのでそれぞれが清掃をしていた。すると男子生徒に人気のあるうちのクラスのアイドル系女子である藤代美奈子が、闘馬に声をかけた。
「闘馬クゥーン、ゴミ捨ての場所どこにあるか分からないよね。つれて行くから一緒にゴミ捨てに行こうよ」
小柄な美奈子に上目遣いの甘えた声で誘われたら、断らない男子はそうそういないだろう。美奈子の本性も知らないで、ああいう計算高い女にだまされる男共はつくづく馬鹿だなぁと思う。闘馬もほいほいついて行くんだろうと思って見ていたら、
「いや、いい」
とあっさりと断った。あまりにも意外な出来事に私は呆気にとられていると、闘馬はわたしの方に近づいてきて、
「やわら、ゴミ捨て場教えてくれよ」
「え!何で私が」
と答えると、闘馬は美奈子を向いて
「今日のゴミの量はすごい多いから、こいつじゃないと無理なんだよ。君みたいな可憐な女子には持たせられない」
と告げた。すると美奈子は顔を少し赤くした。
「はぁ!?つまりわたしは可憐じゃないってこと」
ムッとしてわたしが答えると、
「いいから早く案内しろよ。掃除終わらしてさっさと帰りたい」
と無理やり手を引かれて教室を出た。
ゴミの量は闘馬が言うほど多くなかったし、別に重いわけでもなかった。わざわざ何でわたしを誘ってきたのか、ちょっと気になったので闘馬に聞いてみた。
「別にゴミの量そんなに多くないじゃない。美奈子と一緒に行けばよかったのに」
「苦手なんだよな」
「…?」
「……」
「何が?」
「ああいう猫かぶった感じの子」
「えっ?何で?美奈子可愛いじゃん。男子にも人気だよ」
「そうかぁ?何となくわざとらしい感じがする」
「ふーん」
こいつイケメンでちゃらちゃらしているように見えて、案外鋭いのかもしれない。ちょっと見直したかも。
「闘馬クゥーン、ゴミ捨ての場所どこにあるか分からないよね。つれて行くから一緒にゴミ捨てに行こうよ」
小柄な美奈子に上目遣いの甘えた声で誘われたら、断らない男子はそうそういないだろう。美奈子の本性も知らないで、ああいう計算高い女にだまされる男共はつくづく馬鹿だなぁと思う。闘馬もほいほいついて行くんだろうと思って見ていたら、
「いや、いい」
とあっさりと断った。あまりにも意外な出来事に私は呆気にとられていると、闘馬はわたしの方に近づいてきて、
「やわら、ゴミ捨て場教えてくれよ」
「え!何で私が」
と答えると、闘馬は美奈子を向いて
「今日のゴミの量はすごい多いから、こいつじゃないと無理なんだよ。君みたいな可憐な女子には持たせられない」
と告げた。すると美奈子は顔を少し赤くした。
「はぁ!?つまりわたしは可憐じゃないってこと」
ムッとしてわたしが答えると、
「いいから早く案内しろよ。掃除終わらしてさっさと帰りたい」
と無理やり手を引かれて教室を出た。
ゴミの量は闘馬が言うほど多くなかったし、別に重いわけでもなかった。わざわざ何でわたしを誘ってきたのか、ちょっと気になったので闘馬に聞いてみた。
「別にゴミの量そんなに多くないじゃない。美奈子と一緒に行けばよかったのに」
「苦手なんだよな」
「…?」
「……」
「何が?」
「ああいう猫かぶった感じの子」
「えっ?何で?美奈子可愛いじゃん。男子にも人気だよ」
「そうかぁ?何となくわざとらしい感じがする」
「ふーん」
こいつイケメンでちゃらちゃらしているように見えて、案外鋭いのかもしれない。ちょっと見直したかも。
