美夏から聞いたことは衝撃的だった。

「手、支えてあげるからお腹触ってみて?」

「ほんとだ。ふっくらしてる。今、何ヵ月?」

「2ヶ月。再会してすぐ出来たっぽい」

「マジか」

家につくと、俺を小さい頃から可愛がってくれていた3つ上の姉貴・柚菜-ユウナ-と、柚菜の双子の弟・侑隼-ユウト-がいた。

「日向、退院おめでとう」

「サンキュ、兄貴」

「美夏ちゃん、ずっと日向を支えてくれてありがとね」

「ううん」

俺と美夏が幼馴染だから、姉貴と兄貴も美夏の幼馴染になる。