私は明日学校が休みだから、日向の病室に泊まることにした。

「日向、死なないでよ」

「死なねぇよ・・・」

「ひ、日向!?」

「うるせぇよ・・・」

日向が意識を取り戻した。

「今、おじさんたち、着替え取りに行ってる。日向、この先落ち着いて聞いてくれる?」

「ああ・・・」

「日向、後遺症が残るんだって。脳腫瘍の影響で手足が上手く動かないんだって」

「嘘だろ・・・。もう、バスケ、出来ねぇ、のかよ・・・」

日向はバスケの推薦で高校に入った。