俺は美夏を自分の家に連れて帰って、俺が荒れた理由を話した。
「美夏、落ち着いて聞いてほしい。俺さ、今、体の中に癌肉腫があるんだ。肺と脳に」

美夏はオドオドしはじめた。

「え、日向。嘘でしょ?私、日向と付き合って、結婚して、日向支えたい」

「何言ってんだよ。こんな体の俺と付き合わないで、他の男と付き合えよ」

「無理!私日向以外考えられない!」

「美夏・・・。俺いつ死ぬか分かんねぇんだぞ?」

「大丈夫だよ」

「うっ・・・」

俺は意識を手放した。