「大畑さん、大畑さん?」
保健の先生の声が遠くで聞こえる。

「希光?希光目を開けて!」
この声は架夢だ。
架夢大丈夫だよ。心配かけてごめんね。
私は大丈夫だよ。いつもいつもごめんね。

私の世界はいつも真っ暗。
だから寝ているのか起きているのかもよくわからない。