そう、私の布団の中にはスヤスヤと気持ちよさそうに眠る蓮がいたのだ。





私は急いでベッドから飛び起き、距離をとった。





なななななんで!?

どういうこと!?





昨日の夜は、確かに一人だったはず…





いつの間に蓮は私のベッドに潜り込んでるのよ!





「も~…なに、うるさいなぁ…」





すると、今の私の叫び声で目が覚めたのか、蓮が目を擦りながら体を起こした。





「ちょっと蓮!なんで蓮が私のベッドにいるの!?」





焦る私とは対照的に、蓮はマイペースに欠伸をしていた。





「なんでって、眠かったから?」





そう言って蓮は首を傾げていた。