私がコンクールのモデル…





いやいやいやいやっ

そんなの絶対無理無理!





それに写真を撮ってもらうなんて、恥ずかしすぎるよ!





「私なんか絶対モデル無理ですよ!他の人の方がいいです!」





「そうかな?俺はなずなちゃんにモデルやってもらいたいんだけど、だめかな?」





そんな真っすぐな目をして言われてしまっては、断るに断れなかった。





しかも先輩の頼み…

無碍にすることは出来なかった。





「…じゃあ、少し考えさせてもらってもいいですか?」





「やった!いいよ!ありがとうなずなちゃん」





先輩は嬉しそうにガッツポーズを決めていた。