「よかったらカメラ部に入ってよ!なずなちゃんなら大歓迎だよ」





「いやでも、私カメラ詳しくないし、部活に入るのはちょっと…」





本当は先輩がいるなら入りたいなんて思ってしまった自分もいたが、そこはなんとか冷静になってよく考えた。





そもそも部活入ったら、自由な時間が削られちゃうし、蓮のことも面倒見きれなくなるもんね。





「そっか、残念」





そう言って残念そうに笑う表情にまで胸がドキドキとしていた。





この胸のドキドキはなにっ!?

それに心なしか、顔がどんどん熱くなっていってるような…





「じゃあさ、今度のコンクールのモデルになってもらえないかな?」


「え?モデル…ですか?」





先輩の突然の発言に私は目をぱちぱちとさせた。





「そう!丁度、モデルを探してたとこなんだけど、なずなちゃんは俺のイメージにピッタリなんだよね」