「ほんとに腫れたらどうしようね」





蓮はふふっと小さな笑みを零した。





「もう、笑いごとじゃないからっ」





「そんな顔真っ赤にさせて、睨まれても、逆効果だよ?」





「なっ…!」





蓮の言葉に口をパクパクとさせる。





「なっちゃん、もう僕のこと、弟とかただの幼なじみなんて思わないでね?」





蓮は私の体をひょいっと抱き起すと、ギュッと抱きしめた。





「それに僕、ウサギじゃないかもね」





「ひゃっ!」





耳元でそんなことを囁かれたかと思うと、耳たぶを甘噛みされた。