蓮は私の手から唇を離し、そう言った。





「なんでって…」





これ以上したら、私の心臓がもたない!なんて、恥ずかしくて言えるわけないし…





う~ん…





悩んだ結果、私はこう言った。





「こ、これ以上キスすると、唇腫れちゃうから!みんなに変に怪しまれちゃうでしょ!」





これなら、蓮も大人しく引き下がるでしょ?





しかし、そんなことを一瞬でも考えた私はどうやら甘かったようだ。





蓮はニヤリと笑みを零していた。





あれ?これってもしかして、ダメだった…?





ヒヤリと額に汗が垂れた。