顔に熱が集まるのを感じていた。





「そ、そうだよ。私も蓮と同じ気持ちだから…」





恥ずかしくて少し俯き加減にそう呟いた。





しかし、蓮はそれじゃ満足いかないようで、頬をぷくっと膨らませ、不満げな様子でこちらを見ていた。





「ねえ、僕のこと好き?」





「…ッ!」





蓮はあざとく首を傾げ、上目使いで私の顔を覗きこんできたのだった。





このっ卑怯者…!


あざと可愛すぎる…!!





そんな可愛すぎる蓮に一発KOを食らい、私は顔を真っ赤にさせた。





「あーもうっ!好きだから!蓮のこと好き!」





少しやけくそになりながらそう言ったのだった。