「このまま寝られると、色々とやばいんだけど…っ」





ん~?

今、なにか言った…?





頭がぼんやりとして聞き取れなかった。





まーっ、いっか。





蓮っていい匂いするんだ。


私、この匂い好きだなぁ。





寝ぼけてすんすんと鼻をならしていた。





「れん…好きだよ…いい匂い…」





「な、なっちゃん…!」





焦る蓮などお構いなしに、蓮の胸に頭を預けるようにして眠りについたのだった。