家へと帰る道、思い浮かべるのはなっちゃんのことだ。





なっちゃんに会いたい。





今すぐ会ってギュッてしたい。





早く僕だけのものにしたい。





今までそばに居られるならなんでもいいやって思ってたけど、今はもう違う。





なっちゃんには僕だけを見てほしい。





あの先輩じゃなくて、僕をみてよ。





「なっちゃん~…」





夜空を照らすまん丸いお月さまを見上げた。





大好きだよ、なっちゃん。