ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】

二人の間に沈黙が流れた。





あれっ…


これ、ちょっとやばい雰囲気?





なんとなく不穏な空気を感じ、話題を変えるように口を開いた。





「そういえば、渉くんの彼女ってどんな人なのっ?」





「彼女?」





「うん!どんな人かなーって思って」





すると、渉くんは声をあげ笑いだした。





「俺、彼女いないよっ?」





「…ええぇっ!?」





私は目を真ん丸にさせ、驚きの声を出していた。