「きっとこれもらったら喜ぶよ!」





私だったらこれをプレゼントでもらったら嬉しいもんっ





きっと毎晩一緒にベッドで寝ちゃうだろうな。





「なずなちゃんがそこまで推すならこれにしよっかな」


「うん!これなら絶対大丈夫!」





私はぬいぐるみを渡すと、渉くんはレジへと行った。





「いいなぁ~あれプレゼントされるなんて、羨ましい…」





思わず心の声が漏れてしまっていた。





「なっちゃんって意外と可愛いもの好きだよね」


「意外とってなによ!だって可愛いものって可愛いじゃんっ」





可愛いものが嫌いな女の子なんていないよっ





私は笑顔で会計を済ませる渉くんの後ろ姿を見ていた。