それからは三人で会話をしていると、目的のショッピングモールへとついた。





「プレゼントの候補ってあるの?」





闇雲に探してもきっと見つからないだろうし。


何か候補があれば早く見つかるもんね。





「うーん…」


「その人が、何か欲しいって言ってた覚えとかない?」





そう言うと、渉くんは必死に思い出そうと頑張っていた。





きっと渉くんの彼女さんはキレイな人なんだろうなぁ。


私のイメージじゃ、年上のキレイなお姉さんとか?


二人で歩いてたらきっと絵になるんだろうなぁ。





そんな妄想を勝手に繰り広げていると、渉くんが声をあげた。





「思い出した!確か、ぬいぐるみが欲しいって言ってた」


「…ぬいぐるみ?」





予想もしてなかったことに少しビックリした。





アクセサリーとか洋服とか、煌びやかなものを欲しがっているのかとばかり思っていた。