「カレン。お願いだから。抵抗するなよ。
昼みたいに腕回してよ。

好きな奴とか忘れろよ。」


ドアにきつく 押さえつけられながら。

息するのもやっとなくらい荒いキス。


「ヤメて。・・・トラ。」


そう言ったのもトラの唇に吸い込まれて
届かない。


「カレン。お前が好きだ。」



そうトラが言ったのも 私は聞こえず。

ただキスに溺れた。