「「わあああっ!!!!」」 果てしなく盛り上がる歓声。 不覚にも高鳴り始める心臓。 ……まさか、本当に? 「ちょ、青ブロック抜かされるって!!踏ん張れ!」 「……まじかよ。あの白ブロックはっや…」 「2年だよね?あんな人去年いたっけ─……?」 大歓声の中。 気づいたら私はただ無心で、 周囲の目も気にせず、力強く叫んでいた。 「宇多くん!頑張れ!」 《残りわずか数メートル!! 青ブロック逃げ切れるか、白ブロック追い越せるか…! 優勝は一体どちらの手に……!?》