身体がだるい。 もう喉の渇きや空腹など忘れてしまった。 いつ彼は出してくれるのだろうか。 いや、もしかしたら出してくれないのかもしれない。 今回はかなり怒らせたのかもしれない。 私は彼に捨てられてしまったのかな。 暗闇で何も見えない目を閉じようとしたときに一筋の光が見えた。 「…お前っ…!」