どうしようかなぁ。

「あー、うん。
 用事あったからさ、今から食べるとこ」

取り合えず、言っておく。

「...独りで?」

グサッ

その言葉が、私の心に矢を射した。

ぼっち...だと思われた?

ヤバい、どうしよう。

返答に困って、黙っていると、
僚君が驚きのことを言った。

「いないなら、一緒に食わない?」

「....えっ?」

マジですか。

私は、ビックリして
僚君の顔を見たが、
僚君は別に満更でも無さそうだった。

男子と一対一は、少し怖い。

でも、僚君なら大丈夫かなと思えた。

だから、私は笑顔で言った。

「うん!一緒に食べよう!」