どこで食べようか、悩んだ末に出てきたのが、校舎の裏の山。

あそこは、普段、人は滅多に来ない、はず。

入学式の時に、方向音痴の私は迷ってしまい、たまたまそこに行ったことがある。

山に行くには、少し急な斜面を登らなければならないけど、仕方がない。

どうせ、誰もいないだろう。

そう思って、私は山に向かい始めた。