君は光の森

-------二年前

「行ってきます」

「「行ってらっしゃい!」」

お姉ちゃんの声に、僕と母さんの声が
返す。

いつもの風景。

お姉ちゃんは、高校生だから、
中学生の僕が登校する時間よりも
早くにいつも家を出ていた。

父さんは、さらに早く出勤しているので、
母さんと僕。

この二人で、見送るのが日課だった。

でも、この決まり事も今日で終わりになるなんて、僕は知らなかった。