俺は悲しい!とイアンは両手で顔を覆って泣く。
もちろん、嘘泣きであるが。

そんなイアンを放置して、エレンは紅茶と菓子をテーブルに並べた後、ソファーに腰を下ろす。

「さて」

エレンが2人に視線を投げる。
ダンテもイアンも、にんまりと笑っている。

「仕事の話をしましょうか」

そう言ったエレンの瞳が、一瞬銀色の光を帯びた。