ダンテは過去の記憶を掘り起こす。
あれほど思い出したくないと思っていたそれを思い出しても今は不思議と冷静でいられた。
まもなく、僅かな浮遊感の後エレベータは止まる。
ダンテはレッグポーチに片手を伸ばす。
鉄製の扉が開く。
と、巨大な獣が5人に向かって大口を開けて迫ってきた。
それをエルドレッドが撃ち落とすのとダンテが何かを廊下に放り投げ、「目を閉じろ!」と叫ぶのはほぼ同時だった。
反射的に閉じた瞼の向こうで何かが光る。
そしてなんとも言い難い獣の彷徨がいくつも聞こえる。
光が収まったころ、目を開けると広い廊下で何体もの獣がもがいている。
「うし、だいぶ削れたかね。ナイス反応です、隊長殿」
あたりを確認し、ダンテが言う。
「貴様も閃光弾を使うとは、抜け目のない」
「真正面からやりあうつもりは元々ねぇですし。オタクらはともかく、俺は正々堂々ってのが苦手なんでね」
エルドレッドの正直な感想に、ダンテは肩を竦めた。
「んじゃ、行きますかね。だいぶ削りはしましたが死んではいないんで、油断はしないようにお願いしますね」
そう言い、ダンテはエレベータから出た。
その口調は相変わらず軽いが、まとった雰囲気は変わった。
うっかり後ろから肩を叩けば攻撃されるのではないかという気になる。
これが果たして本当に一般人なのかと疑いたくなる。
あれほど思い出したくないと思っていたそれを思い出しても今は不思議と冷静でいられた。
まもなく、僅かな浮遊感の後エレベータは止まる。
ダンテはレッグポーチに片手を伸ばす。
鉄製の扉が開く。
と、巨大な獣が5人に向かって大口を開けて迫ってきた。
それをエルドレッドが撃ち落とすのとダンテが何かを廊下に放り投げ、「目を閉じろ!」と叫ぶのはほぼ同時だった。
反射的に閉じた瞼の向こうで何かが光る。
そしてなんとも言い難い獣の彷徨がいくつも聞こえる。
光が収まったころ、目を開けると広い廊下で何体もの獣がもがいている。
「うし、だいぶ削れたかね。ナイス反応です、隊長殿」
あたりを確認し、ダンテが言う。
「貴様も閃光弾を使うとは、抜け目のない」
「真正面からやりあうつもりは元々ねぇですし。オタクらはともかく、俺は正々堂々ってのが苦手なんでね」
エルドレッドの正直な感想に、ダンテは肩を竦めた。
「んじゃ、行きますかね。だいぶ削りはしましたが死んではいないんで、油断はしないようにお願いしますね」
そう言い、ダンテはエレベータから出た。
その口調は相変わらず軽いが、まとった雰囲気は変わった。
うっかり後ろから肩を叩けば攻撃されるのではないかという気になる。
これが果たして本当に一般人なのかと疑いたくなる。
