夢と記憶と恋の魔法。


「その制服、俺が行く学校の制服だ!君も新入生?」

「うん。」

「学校まで一緒に自転車に乗っていこうよ!後ろ、乗って!」

「えっ⁉︎いいよ、大丈夫!」

「足、怪我してるし痛いんでしょ?ほら、乗った乗った!」

そう言われて戸惑っていると、その男の子は私の手を引いて自転車にのせて、自転車を漕ぎだした。