夢を見ていた。 幼い頃の私と、その隣には…誰だろう?誰だかよく分からないけど、夢の中の私と同い年くらいの男の子が一緒に歩いている。 「私たちはずっと一緒だよね?」 私が男の子にそう聞いた。 「もちろん!僕たちはずっと一緒だよ!」 それに男の子は笑顔で答える。 「だって僕、さやちゃんのこと好きだもの!」 男の子がそう言って私の手を握る。 私はその手を握り返して、言った。 「私も好きだよ!あーくんのこと!」