<斜め45°の君>

ずれた眼鏡をかけ直す
落ちた髪を耳にかける
数式で埋まった黒板をうつす
そして、斜め前を見る

あなたは眼鏡をかけ直して、
まっすぐ前を向いている
時に窓にめをやって、
ほうずえをついている
時々眠くなっちゃって、
机に突っ伏している

そんな君の姿を見て
授業中1人でにやける
そんな君を見ていたくて
授業に集中できません

風になびく君の髪
今日はまた一段とさらさらだ
あなたの髪を撫でたいなんて
今はまだいえません

私は一番廊下側
君は一番窓側の席
席はすごく離れてる
だけどいつも君を見てる

ふと気がついたとき
私は斜め前を見る
ぼーっとしちゃうとき
私は斜め前を見てる

不思議とあなたを探して
教室にいないと不安になる
不思議とあなたを目でおって
教室にいると嬉しくなる

どうしても見てしまう
斜め45°の君
私は大好きだったりする
斜め45°の君