ブンブンと、心結と繋いだ手を振り回した。
「キャー。紗姫おめでとう。」
私と心結は泣きながら、抱き合って喜んだ。
「やった。また一緒に学校通えるね」
「うん。心結、勇気くんまた、よろしく。」
海斗さん、私合格したよ。
海斗さんのおかげで、志望校に合格することが、出来ました。
早く海斗さんに逢いたい。
早く海斗さんに抱きしめ欲しい。そして、よく頑張ったなて、優しく誉めて、その大きくて、温かい手で優しく私の頭を撫でて欲しい。
それから、甘い甘い、とろけるような、キスをして欲しい。
それから、私達は学校に合格したことを電話で報告した。
午後から、卒業式の予行があるので、私達は学校に向かった。
その夜お父さんと、合格祝いと卒業祝いに食事に行った。
明日はいよいよ海斗さんとの再会に心を踊らせながら、眠りについた。

