「クリスマスプレゼントですか?こんな、可愛い彼女さんから貰えるなんて、彼氏さん幸せですね。」
店員さんの営業トークだと知っていても、恥ずかしくなり、顔を赤くする。
人にネクタイをプレゼントしたことがないので、どれがいいのか、わからない。
「彼氏さんおいくつですか?」
「確か21才だったと思います。」
それから、幾つかの質問に答えると、店員さんは質問をもとに、いくつかのネクタイを選んでくれた。
どのネクタイも海斗さんに似合いそうで、またそこで悩む。
さっきから、心結は黙って私を見ているけど、本当は、心結も、早く勇気君のプレゼント選びに行きたいはず。
「心結。まだ悩みそうだから、心結も自分の買い物に行ってきなよ。」
「大丈夫。紗姫が決まるまで、待つよ。」
「早く行かないと、良いものなくなちゃうよ。」
「紗姫が、そこまでゆうならわかった。ちょっと行って来るね。地下にあるカフェで、待ち合わせしょう。」
待ち合わせを決めると、心結は勇気君のプレゼント選びに行った。

