全ての湯呑みを洗い終わり、教室にカバンを取りに行くと、帰る用意をしていた、幸人がいた。 「お疲れ幸人。」 幸人に声をかけてから、自分の机に向かう。 「おっ、紗姫お疲れ。仕事終わった?」 「終わったよ。まじ今日は疲れたね。」 帰る用意が終わると、2人が教室を出た。 学校にはほとんど、人は残っていない。 体育祭と平行して、学園祭の準備もしていたので、どの教室もカラフルに飾り付けされている。