明日この場所でもう一度君に告白する


ある日僕は君に出会った。
髪の毛は肩より少し長く前髪は右にきちんと整えている。それに片手にはいつも300円ぐらいのお金を持っていた。何を買うのだろうそう思う。

僕が君に出会ったのは意外にも些細なことで僕が絵の参考にする花を買いに行くお店でいつもいつも同じ時間帯に来て悩んでいる。最初僕は何でこんなにも悩むのだろうと思って怪しい目で見ていたが今はもう微笑ましくなり優しい目になっているだろう。

そんなある日相手から話しかけられたことがある。
「 あの、いつも花を参考に書いてるって聞いてどの花を書くのが一番楽しいですか? 」と。
正直君に聞かれて僕はなんの役に立つのだろうと内心不思議でたまらなかったが答えた。
「 ひまわり…向日葵ですかね 」 と。

それが些細なきっかけだった。