君に捧ぐは、王冠を賭けた愛。

何も考えられなくなるほど胸が熱くなる。
もうずっと、このままでいられたらいいのになんて、思ってしまう。

息遣いに、さらに胸が締め付けられる。
痛むのに、大事にしたい痛みだ。

きっとこれが、気持ちがあるってこと。

ゆっくりとベットに体が沈む。

「…カナト」

小さく呟いたその名前が、どうしようもなく響いて聞こえた。
もうこのまま、この世界に残ってもいいんじゃないかな。
カナトの傍にいられるなら、すべてを投げ出して、この世界に…。

触れ合う体温に包まれて、そんなことを考えた。