君に捧ぐは、王冠を賭けた愛。

「なんだ。
最後に文句でも言うつもりか?」

「違いますよ。
確認しておきたくて。
これで仲直りってことでいいんですよね?」

ナツキ王子はそんなこと聞くのか、と呆れてる。

「仲直り?
子どもか」

「たまには童心に帰るのもいいものですよ」

よかった。
これでスッキリした。

曖昧なままリンタールには帰れないから。

「勝手なことして悪かった」

「え?
何か言いました?」

何か聞こえた気がしたけど、はっきりとはわからなかった。

「いいや、何も。
さっさと帰れ」

聞き返したら、面倒くさそうに手で払われてしまった。