夕暮れ、オレンジ。

 「柚月さん」

 「……ん?」

 気まずくなってしまったかな、と思っていると、名前を呼ばれる。
 目の前に立つ功太君を見上げた。

 「……柚月さん。……僕は、柚月さんが好きだよ」

 「え……?」

 さらりと伝えられた言葉に、固まってしまう。
 それは、告白なのか。
 それとも単に、友達としての、なのか。

 「いつも笑顔で、柚月さんの周りにはたくさん人が集まってる。よく笑う子だなって思ってたら、いつの間にか忘れられなくなっちゃって」

 「えっ、まって……いきなり、すぎ……」

 功太君が、穏やかににっこりと笑った。

 その頬に、さっきよりも随分と暮れてしまった夕日の光が当たる。
 それが、私にはまぶしく見えた。