子犬男子に懐かれました



「お姉さん家近いの?」


「うん、徒歩1分」


「近っ、」


あまりにも近すぎたのか、すっごいいいリアクションで驚いてくれた。


「じゃあ…俺こっちだから」


「送ってあげようか?」


いくらなんでも夜遅いし、高校生だし


「バカじゃないのお姉さん、普通セリフ逆だし俺そんな小さくねーし」


「ははっ、そうだね」


さすがに可笑しすぎた。


「じ、じゃあ…」と言い、歩き出す。



「あっ、待って」


背中から声が聞こえ、立ち止まり振り返る。


「お姉さん、次いつ会える?」



……え?


「ねぇ、いつ会える?」


「…は?」


ど、どーゆうあれで言ってるのか?このガキは……。