ずっと下を向いていて、 空気が凄く重たい。 「それってさ、映画館にいた子?」 「え?」 なんで… 壮介くんの事は弟みたいな感じっていうので上手く誤魔化せたはずなのに。 「バレバレ。 壮介くん、俺に対してバチバチな目で睨んできたし敵対心強すぎるよ」 「………」