仕事も終わり、いつものように鍵を取り出そうとした時だった。 「皐ちゃん」 ーーー! 振り返ると学校がない為か、ラフな格好で立っている壮介くんだ。 「どうしたの?」 「どうしたのって、会いたかったから会いに来たんだよ」 う…、率直過ぎて心臓に悪い。 「は、入る…?壮介くんが好きなオムライス作るけど……」 「まぢ?!食べる!」 …ほんと、子犬みたい。 いつものように壮介くんを家に入れ、いつものように…家…に、、 ーー家… 今までは可愛い弟目線だったから普通だったけど…