子犬男子に懐かれました





……





私と壮介くんの下駄の音だけが響き渡るいつもの道。



「……」


「……」


いつもうるさい壮介くんが珍しく何も話さない。


……究極に気まずい


壮介くんは花ちゃんの事を言おうとしないし、

私も優也くんとまだ微妙な関係が続いてる事とか…言えてない。

……この空気で言えるわけがない。



「……花火、きれいだったな」



最初に口にしたのは壮介くんだった。



「うん………」


たった、二言。