「花火大会に来たんだし、とりあえず座って見ようよ」 「………そうだね」 私たちは足を止め、近くの芝生に座り花火を眺めていた。 「あんな次々と知り合いに会うかな」 「地元の花火大会だからな、そりゃあ会うでしょ」 お互い、まだお互いの話しには触れない。 「…綺麗だね」 「だな、皐ちゃんと来れてよかった」 「誘ってくれてありがとうね。私、壮介くんに誘われてなかったら花火大会来てなかったから」 「……俺じゃなくて、優也さんだったら?」 ……え?